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第八百九十六話 孫左京猛攻編

 御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。


 一瞬の隙を突かれ、魔王が樹里を襲いました。


「おらおらおら!」


 孫左京は吹っ飛んだ魔王を如意棒でボコボコに殴ります。


「絶対に許さねえ! てめえは跡形もなく消し飛ばす!」


 左京は泣きながら魔王を殴り続けます。


「殴りたいだけ殴るがいい、猿。もう御徒町樹里は死んだ」


 血みどろになりながらも、魔王は笑っています。


「うるせえ!」


 左京はそれでも泣きながら魔王を殴りました。


「お師匠様!」


 蘭と亜梨沙が号泣してすがりつきます。璃里は泣き伏していました。


「お師匠様……」


 リックもエロい事はしません。


「何という事だ!」


 鴻均道人こうきんどうじんと三清も戻って来ました。


「樹里様!」


 自在天と戦っている露津狗と九霊元聖が叫びました。


「許さねえ!」


 左京の怒りが炸裂し、魔王はバラバラになりました。


「我は不死だ。無駄よ」


「うるせえ!」


 左京は自在天に向かいました。

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