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第八百八十五話 天を揺るがす編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
四天王と自在天の戦いは第六天全体を揺るがします。
「確かに凄い。出る幕ないかも」
九霊元聖が呟きました。
「おらあ!」
相変わらず隙を突かせたら一番の孫左京の攻撃が続いています。
「左京は邪魔してるだけじゃないの?」
亜梨沙が冷静な一言です。
「そうかもね」
蘭が同意しました。
「勝てそうかの?」
太上老君が言います。
「四人がかりであれでは、自在天有利じゃな」
元始天尊が言いました。
「自在天は最強。四天王であろうが敵ではない!」
魔王が叫びました。
「俺はもっと強い!」
左京がまた邪魔に入りました。
「うるせえ!」
地の文に切れる左京です。
「お猿さん、頑張ってください」
樹里の声が聞こえます。
「はい、お師匠様!」
勇気百倍の左京です。
「左京、頑張って!」
蘭と亜梨沙が言いました。
やる気がなくなる左京です。
「バカ猿め、ふざけるなよ!」
蘭と亜梨沙が切れました。