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第八百六十九話 魔王の嘲笑編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
樹里達は一転して不利になりました。
「お猿さん、もっと近づいてください」
樹里が耳元で言ったので、孫左京は気絶しそうです。
「わかりました」
左京は気を取り直して魔王に接近します。
「自ら死を選ぶのか、御徒町樹里?」
魔王は樹里を見上げました。
「お猿さん、大好きです」
樹里が耳元で囁きました。
「ブー!」
遂に堪え切れなくなった左京が鼻血を噴射します。
「うわ!」
淫魔達と魔王に左京の鼻血がかかりました。
「何をするか、猿!」
魔王と淫魔が左京を睨みます。
「ひい!」
さすがの左京もビビりました。
「お猿さん、大好きですから、突っ込んでください」
また樹里が言いました。
「はい!」
左京は鼻血を噴射しながら魔王へと急降下です。
「何をする気だ?」
太上老君が眉をひそめます。
「わかりましたよ、樹里様!」
九霊元聖が飛びました。
「そういう事か!」
露津狗も飛びました。