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第八百六十六話 淫魔消滅編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
樹里と璃里の合体技で淫魔が浄化されます。
「させぬ!」
魔王はそれに呼応するように淫魔を呼び出しました。
「増産態勢に入ったぞ」
元始天尊が次々に出て来る淫魔を見て言いました。
「そやつらを孕ませよ。そして我が眷属を産ませるのだ」
魔王が大声で言い、高笑いします。
「そんな事はさせぬ!」
牛魔王が叫びますが、
「喜んで」
鉄扇公主はすっかり魅了されていました。
(これはいい機会なのか?)
良からぬ事を思いつく牛魔王です。
「女媧は今までこのような屈辱に堪えていたのか」
伏羲が言いました。
女媧の気持ちを改めて知り、涙ぐむ伏羲です。
「お前様!」
伏羲の思いが通じたのか、女媧が復活し、変化します。
「はあ!」
淫魔達は女媧の鱗攻撃で次々に消滅しました。
「我を貶めた報いを受けよ!」
女媧が叫びます。魔王はそれを見てニヤリとしました。