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第八百五十八話 魔王縮小編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、第六天魔王を追撃する事になりました。
(まさかこんな勝ち方しないよな……)
もしそんな事になったら、もう出演を見合わせようと思う露津狗です。
それを知り、地の文が説得します。
それだけは考え直してください。
でも、露津狗の意志は固いようです。
仕方がないので、リックにはいつものパターンになってもらいます。
「ぐわあ!」
九霊元聖の側室達が放つお色気で魔王は妖気を失っていきました。
「おお!」
魔王が縮み始めます。
「チヂミ始めましたですか?」
樹里が尋ねました。
「誰がAMEMIYAだ!」
蘭が華麗に突っ込みます。
「おお……」
孫左京達は、魔王が縮むのを見て声を上げているのか、側室達の裸を見て声を上げているのかわかりません。
「お前様!」
遊魔がリックに真空飛び膝蹴りです。
沢村忠もびっくりです。
「今じゃ!」
鴻均道人が張り切って飛翔しました。