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第八百五十一話 陽気対負気編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、第六天魔王を追撃する事になりました。
九霊元聖の孫娘の黄姫が元聖の側室達を引き連れて陽気攻撃をし、負の魔物である混沌を圧倒しました。
混沌は小さくなり、下がります。
「やったか?」
元聖が呟くと、いきなり混沌が巨大化しました。
「む?」
混沌は先程より強力な負の気を放ちます。
「きゃあ!」
側室達が混沌に飲み込まれそうになります。
「おのれ!」
元聖が飛びました。
「僕に任せるにゃん」
リックの声がしました。
「え?」
元聖はキョトンとしました。
「おねいさーん!」
子猫達が舞い飛び、側室達に抱きつきます。
「何してるんだ、エロ猫!」
元聖が怒りました。するとリックが分離したきんと雲に乗って遊魔と現れ、
「大丈夫にゃん。僕は女の子を虐める奴は許さないんだにゃん」
「お前様!」
余分な事を言って遊魔に殴られるリックです。
「おねいさーん」
子猫達が叫ぶと混沌が下がりました。