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第八百十七話 美子変化編
河先生、ごめんなさい。
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、第六天魔王を追撃する事になりました。
「左京さん!」
美子が左京を追いかけます。
「美子ちゃん、危ないから下がってて!」
左京が言いました。すると美子は、
「バカにしないでよ。私は霊獣の娘よ。貴方の援護くらいできるわ」
その言葉に霊媚阿壇と部秘模洲が驚きます。
「まさか、あの子……?」
霊媚阿壇が部秘模洲を見ます。
「そのようだな」
部秘模洲は言いました。
「変化!」
美子が叫びました。すると彼女の身体が巨大化し、鎧がメリメリと砕けます。
「おお!」
リック、太上老君、元始天尊、鴻均道人が雄叫びをあげます。
「がああ!」
美子は今まで自分が霊獣の娘だという事を否定していました。
でも、愛する人を守るためにそれを受け入れたのです。
美子の身体は獣化し巨大なサイになりました。
「……」
太上老君達は複雑な表情です。
決してモデルの方がサイみたいだという事ではなくてですね……(汗)。