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第八百十二話 孫左京の怒り編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、第六天魔王を追撃する事になりました。


 孫左京は美子めいずを庇うように立ち、


「許さねえ」


ときんと雲で魔王に接近します。


「女は強し!」


 霊媚阿壇れびあたんが叫びます。


「妻は強し!」


 女媧じょかが叫びます。


「されど母はもっと強し!」


 霊媚阿壇がもう一度叫びます。


「父も強いぞ!」


 部秘模洲べひもすが飛んで来ました。


「お母さん、お父さん!」


 美子は涙ぐみました。


「我はそれよりもっと強いわ!」


 魔王が言います。


「残念だったな、俺は更にその上だ!」


 孫左京が魔王の脳天に飛竜杖を突き立てます。


「お師匠様!」


 左京が叫びます。


「インダラヤソワカ」


 樹里の真言が炸裂しました。


「ぐげえ!」


 雷撃が飛竜杖を通して魔王に直撃しました。


「効いているぞ」


 左京が呟きました。


「魔王は幾重もの結界にその身を守られている。飛竜杖はそれを貫いたのだ」


 部秘模洲が言いました。

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