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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
龍にもいろいろいます。
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第八十一話 奇妙な天気編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 蛇仙人と言う妙な妖怪に一方的に絡まれた(と思っている)孫左京は蛇仙人を叩きのめしました。


 すると蛇仙人は捨て台詞を吐き、逃げました。


「師匠って誰かしら?」


 亜梨沙が呟きます。


「あんな奴の師匠、大した事ないよ」


 孫左京は余裕です。


「あれ?」


 馬の馨が空が急に曇ったのに気づきます。


「わわ!」


 いきなり嵐になりました。


「お師匠様」


 左京は術で合羽を出し、樹里に着せます。


「どこか雨宿りできる所は……」


 辺りは草原で何もありません。


「あっちに建物があるわ」


 亜梨沙が鼻をヒクヒクさせます。


 左京達は亜梨沙の鼻を頼りに走りました。


 やがて古びたお堂に辿り着き、一行は雨を凌ぎます。


「わーい」


 陽気に騒ぐ河童の蘭は妙に浮いていました。


「この雨妙だな」


 左京が言います。


「水神の龍として断言しますがこれは普通の雨ではありません」


 馬の馨が言いました。


「妖怪か」

 

 左京が身構えます。

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