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第八百七話 第六天魔王の策略編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、第六天魔王を追撃する事になりました。


 魔王は女媧じょか霊媚阿壇れびあたんを見て、


「お姉さん、あの猿が僕を虐めに来たよ。やっつけて」


「はい!」


 女媧と霊媚阿壇は孫左京に向かいました。


「何だと!?」


 左京は向かって来る二体を見てビビります。


「魔王より始末が悪いぞ!」


 それを見た美子めいずが、


「女媧さん、お母さん、何してるのよ!?」


と叫びますが、二人には聞こえません。


「其方、猿に惚れているのであろう?」


 魔王が呼びかけます。ドキッとする美子です。


「我に力を貸せば、その願いは叶うぞ。御徒町樹里を殺せば、猿はお前の夫になる」


 まさに悪魔の囁きをする魔王です。


「……」


 その言葉に図らずも心が揺れてしまう美子です。


(左京さんと結婚したい。でも樹里様を殺めるなんて……)


 美子の動揺を感じ取った魔王はニヤリとしました。


(勝った)


 悪魔の微笑みです。

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