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第八十話 仙人の正体編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達は天本英世風の老人に出会いました。
そうです、仙人かどうかは訊いてみなければわからないのです。
作者にはそれがわからんのです(いえ、わかっています 作者)。
「儂は蛇仙人じゃ」
仙人のようです。何故か「どや顔」で言いました。
「蛇が千人さんですか?」
「その千人じゃない!」
蛇仙人はまた切れます。
「蛇なら千匹だろ」
左京が悪乗りします。仙人は完全に怒ってしまいました。
「貴様ら、儂を愚弄しおって! 皆食い殺してくれるわ!」
仙人は大蛇の姿になります。
「おらあっ!」
左京が如意棒で大蛇を叩き伏せます。
「むぎゅう」
蛇はのびて消えてしまいました。
「儂のお師匠様に言いつけてやる!」
仙人の捨て台詞に左京が突っ込みます。
「子供か!」
樹里が深刻な顔をしています。左京は、
「どうしたんですか、お師匠様?」
すると樹里は、
「道を間違えました」
左京は危うく石化しかけました。