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第七百八十二話 第六天魔王の目的編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、天界が第六天魔王に乗っ取られたので行き先変更です。
第六天魔王は妖気を解放しました。
「まずい!」
三清が動き、強力な結界を張ります。
「陛下!」
太上老君達が天帝を結界で守ります。
「うぬ!」
霊媚阿壇と部秘模洲も結界を張り、樹里達を守ります。
「魔王よ、其方はこの女媧と戦う覚悟かえ?」
女媧が強烈な一睨みです。亜梨沙は失禁しました。
「奇麗にゃん」
リックは燃えています。
「お前様!」
遊魔が踵落としを決めます。
「うぬらも全て消す。天帝が死に天が崩れ落ち、あらゆる生き物が死に絶えるのだ」
第六天魔王は真の姿を見せました。只闇があり、そこに毒々しく赤い目が二つあります。
「元聖、可愛い孫娘も天が崩れては助かるまい?」
魔王は大声で笑いました。
「させるか!」
九霊元聖はその強大な妖気をものともせず、魔王の本体に向かいました。