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第七百七十三話 部秘模洲孤独なる戦い編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、天界が第六天魔王に乗っ取られたので行き先変更です。
ほとんどの男達が第六天魔王の罠に嵌ってメロメロです。
娘がいる部秘模洲は何とか踏み止まり、
「そのような幻覚に惑わされる俺ではない!」
部秘模洲はその力で美女を吹き飛ばし、偽の樹里と鷺侘を消滅させました。
「第六天魔王、卑怯だぞ。堂々と戦わぬか!」
部秘模洲は挑発しました。
「では我自らが参ろう」
第六天魔王の声が応じました。
「いつでも来い、貴様如き俺一人で捻り潰す!」
闘志満々の部秘模洲です。
(美子、お父さん、頑張るからね!)
美子は苦戦していました。
美少年がまた登場し、女媧も霊媚阿壇もメロメロです。
「同じ手に引っかかってどうするの!」
美子は母達を叱咤します。
「結婚してくれ」
孫左京の偽者が現れ、美子も陥落です。
「左京さん!」
思わず抱きつく美子です。