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第七百五十話 第六天魔王の企み編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。
第六天魔王は両面宿儺の力を吸収したようです。
「うぬらが闇の者を倒すとそれは全て我の力となる。更に励むがよい」
第六天魔王は言いました。
「そうなんですか」
樹里は笑顔全開です。
「少しは慌てろ!」
第六天魔王は切れました。
「ではまた会おう」
第六天魔王は去りました。
「何という事だ。更に強くなろうとしているのか」
鴻均道人が璃里の肩を抱きながら言います。
「左京の代理!」
蘭が道人を殴りました。
「とにかく都に急ぎましょう。左京達に知らせないと」
蘭は樹里に言いました。
「そうなんですか」
樹里はそれでも笑顔全開です。
道人の大型きんと雲に大海人皇子も乗せ、樹里達は出発しました。
「皇子様は私達が守ります」
蘭と鉄扇公主が跪いて言います。
「ありがとう、おば様方」
皇子にそう言われ、血の涙を流す二人です。