表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
734/1000

第七百三十四話 樹里と皇子編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。


 樹里は皇子の部屋に通されました。


「下がれ」


 留まろうとする宿儺すくな太郎を退室させます。


「お坊様、貴女は女子おなごですね?」


 皇子は顔を赤くして尋ねます。


「はい」


 樹里は笑顔全開で答えます。


「帽子を取ってくださいませぬか?」


 皇子は恥ずかしそうに言いました。


「はい」


 樹里は帽子を取りました。女の子パワーが全開になります。


「やはり貴女は私の愛しい方に瓜二つだ」


 さすが皇子です。直撃を受けても鼻血を出しませんでした。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開で応じました。


 


 孫左京はもう気が気ではありません。


(お師匠様に何かあったら只じゃ置かねえ!)


 醜い男の醜い嫉妬です。


「うるせえ!」


 地の文に切れる左京です。


 すると樹里と皇子が戻って来ました。


「お師匠様!」


 左京は涙ぐんで叫びます。


「これからある女の方を探します」


 樹里は言いました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ