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第七百二十四話 都の権力者編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。
樹里達は倭の国の都の飛鳥に着きました。
「チャゲさんも元気ですかね?」
樹里が尋ねます。
「その飛鳥じゃないです」
蘭は項垂れました。
「そうなんですか」
樹里は笑顔全開です。
大型きんと雲が地上に降りると兵達が押し寄せて来ました。
「敵だと思われたのか?」
河東真君が呟きます。
「お前のせいだろう?」
孫左京が言います。
「何だと!」
河東真君は切れました。
「ワレワレハウチュウジンダ」
亜梨沙が下らないボケをかまします。
白い目で見る蘭と美子です。
兵達は亜梨沙の一言でいきり立ち弓を引きます。
「てめえら!」
左京が樹里を庇います。
「待て」
そこへ髭男爵が現れました。
「違う!」
髭男爵は切れました。
「だから違うよ! 私は蘇我入鹿。この国で一番偉いのだ」
「バドは元気ですか?」
樹里が尋ねます。
「誰がわんぱくフリッパーだ!」
入鹿は切れました。