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第七百十四話 蛭子の正体編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。


 蛭子は「えびす」ではなく、「ひるこ」と読むようです。


「かつてこの国を創った神が最初に産んだのが蛭子と聞いた事があるわ」


 元天界人の蘭が言いました。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開で応じました。


「それなら私も聞いた事がある」


 脱獄囚が言いました。


「だから脱獄囚じゃねえよ!」


 河東真君は涙目で切れました。


「女神から声をかけて産まれた子だったので、習わしにより海に流されたと聞いた」


 しかし河東真君の話を誰も聞いていませんでした。河東真君は項垂れました。


「聞いた通りさ。俺は紛れもなく神なんだよ」


 蛭子はブニュブニュしながら言いました。


「でも遊魔に悪戯するのは許さないにゃん!」


 リックが真面目バージョン起動です。


「おねいさーん!」


 本家の子猫が遊魔の胸当てから飛び出し、偽者と戦い始めました。


「何だ、あれ?」


 孫左京は唖然としました。

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