表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/1000

第七十一話 樹里、探索する編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里は龍の馨に乗り宮殿を飛び立ちます。


「行って欲しい所があります」


「はい」


 樹里は夢で国王が告げた井戸を探しました。


「井戸の中にある国王のご遺体を運び出すのです」


「ええ?」


 馨は龍のクセに蛇と死体が苦手なのです。


「あそこです」


 宮殿の裏庭に井戸があります。


 馨は仕方なく井戸の前に降りました。


「待っていたぞ、坊主」


 するとそこに国王に化けた妖怪が手下をたくさん連れて現れました。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔で応じます。


「何がおかしい!?」


 妖怪が切れます。


「国王の遺体は渡さぬ。お前達も冥土に送ってやる」


 妖怪は正体を現しました。昭和のコントのこそ泥のような顔です。


「メイド喫茶ですか?」


 樹里が尋ねます。


「この時代にそんなものあるか!」


 妖怪はまた切れました。


「ところでこそ泥さん」


 樹里が言います。


「誰がこそ泥だ! 俺の名は獅子魔王だ!」


 妖怪は更に切れます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ