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第七百一話 大蛇対脱獄囚(河東真君)編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指していましたが、今は東に来ています。
八岐大蛇は溶岩を吐く宇宙怪獣でした。
「誰が怪獣だ! 我は神である」
大蛇は地の文に切れました。
「く……」
露津狗は歯軋りします。
「露津狗様、頑張ってくださいませ」
背中の遊魔が囁きます。
「うおお!」
突然燃える露津狗です。ロリコンでしょうか?
「違う!」
露津狗は地の文に切れ、大蛇を睨みます。
「待て待て!」
するとそこへ田路治路を引き連れた河東真君(本名脱獄囚)が降りて来ました。
「本名じゃねえよ!」
河東真君は地の文に切れました。
「神を名乗るとはおこがましい。真の天界人の力、思い知るがいい!」
田路治路が走り大蛇に飛び掛ります。
「おい、その蛇は俺の獲物だぞ!」
孫左京が急降下して言いますが、
「グルル!」
田路治路の威嚇にビビり、引き下がります。
「お前もよくその顔で天界人を名乗るな?」
大蛇は河東真君を嘲笑いました。