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第六百七十六話 イケメン対イケメン編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 世無蛾屡弩よむがるどのイケメン光線にやられてしまった亜梨沙と蘭です。


「ヨム様!」


 ちょっとギリギリの呼び名です。しかも世無蛾屡弩は微笑んでいます。


「胸糞悪い!」


 ブサメンズの一人の孫左京が言います。


「誰がブサメンズだ! ブサメンはこいつだろう?」


 左京は容赦なく河東真君を指差します。


「何だと!?」


 醜い者同士の醜い争いです。


「があ!」


 イケメンの露津狗が世無蛾屡弩に襲い掛かります。


「はあ!」


 世無蛾屡弩は剣を取り出し、露津狗に斬りつけます。


「おお!」


 露津狗はそれをかわしました。


「お前様、遊魔は誰を応援すれば良いのでしょう?」


 遊魔が尋ねました。


「勿論僕にゃん」


 リックも久しぶりにイケメン力を全開にしました。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開です。


「あんた達、何してるのよ!? 敵はあいつでしょ!」


 醜い争いをしている左京達に美子めいずが切れました。

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