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第六百七十二話 予想外の助太刀編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
毛屡辺魯棲が二頭出現し、苦戦している孫左京達です。
「ぐおお!」
露津狗は一頭の毛屡辺魯棲を倒しました。
毛屡辺魯棲は煙のように消えました。
「しかし、我の番犬は無限ぞ」
世無蛾屡弩が言いました。
また世無蛾屡弩の身体から別の毛屡辺魯棲が現れます。
「またかよ!?」
孫左京は泣きそうです。
「百一匹いますか?」
樹里が笑顔全開で尋ねます。
「著作権に引っかかりそうな事を言わないでください」
蘭が項垂れて言います。
「そうなんですか」
それでも樹里は笑顔全開です。
「何頭現れようと、全部俺が倒す!」
露津狗は燃えています。
しかしいくら露津狗でも何頭も一度に戦えません。
もう一頭の毛屡辺魯棲が左京達に襲いかかります。
「待て待てい!」
そこに脱獄囚が登場です。
「誰が終身刑だ!」
脱獄囚は切れました。
「俺だ、河東真君だ」
それは天界の河東真君でした。