表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
629/1000

第六百二十九話 欧殿現れる編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 羅侘杜巣玖らたとすくは改めて樹里一行に詫びを入れました。


世無蛾屡弩よむがるどはどうしているのだ?」


 鴻均道人こうきんどうじんが尋ねます。すると羅侘杜巣玖は聞こえないフリをしました。


「何じゃ、こやつ!?」」


 ムッとする道人です。


「世無蛾屡弩はどうしているのですか、リスさん?」


 樹里が笑顔全開で尋ねます。


「世無蛾屡弩様は、欧殿様と共に世界を闇に変えるための話し合いをしています」


 羅侘杜巣玖は言いました。


「何だと!?」

 

 孫左京と露津狗が色めき立ちます。


「いかんな。行動を迅速にせんとな」


 太上老君が真顔で言いますが、右手は遊魔のお尻を撫でます。


「お止めください」


 遊魔の踵落としが炸裂しました。


 その時です。


「鷺基、我が同胞よ。何をしている? 早く御徒町樹里を始末せぬか?」


 八本脚の愛馬である鬆令符爾流すれいぷにるに跨って、欧殿が現れました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ