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第六十一話 馨復活編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
石猿の孫左京の活躍で地下牢を脱出した樹里達は只一人別の場所に監禁されている実は龍だけど馬の馨を探しに行きます。
「今まで一緒じゃなかった事に気づかなかった」
蘭が言いました。すると左京は、
「そんな事あいつの前で言うなよ」
「どうしてさ?」
「どうしてもだ!」
左京が強い口調で言うと蘭はムッとします。
左京は先発し次々に兵を倒します。
やがて地下道から外に出られました。
兵に取り囲まれて馨が檻に入れられています。
「何て事を!」
左京は歯軋りします。
「こいつの命が惜しければ大人しくしろ」
歩兵隊長が馨に槍を突きつけて言いました。
「問題です」
突然樹里が言います。
「子丑寅卯。次は何でしょうか?」
馨はハッとします。
「辰です!」
馨は変化し龍に戻りました。
「うわあ!」
兵達は驚愕します。馨は檻を破り樹里の元に来ました。
「戻れましたね、馨さん」
樹里が笑顔で言いました。




