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第五百八十二話 遊魔対美衣由編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
美衣由と名乗る猫又の少女が現れました。
美衣由は遊魔を睨みます。
「リックったら、あたいという者がありながら、こんなボンヤリしたバカ女と子供まで作ったりして!」
美衣由は目を吊り上げて叫びます。
「そうなんですか」
でも樹里は笑顔全開です。
「何だか面白い事になりそう」
無責任な立場の亜梨沙が孫左京に囁きます。
「という訳なので……」
美衣由はニコッとします。
「何だ?」
左京は美衣由の笑顔を妙に思いました。
「死になあ!」
いきなり鋭い爪を出し、ボーっとしている遊魔に襲い掛かる美衣由です。
「危ないですよお」
遊魔はボーッとしたままでかわします。
「舐めとんのか、おのれは!?」
更に怒る美衣由です。
「貴女はあ、旦那様とべったら漬けを食べたのですかあ?」
遊魔がボーッとしたまま尋ねます。
「何聞いてたんだ! 許嫁って言ったんだよ!」
美衣由は血管が切れそうです。




