表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
518/1000

第五百十八話 天狐現る編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里のとんでもない答えが正解なのを知り、落ち込む蘭です。


「どうしてなのよ……」


 そんな蘭を嬉しそうに亜梨沙が慰めます。


「仕方ないよ、蘭。お師匠様が主人公なんだから」


「ううう」


 余計落ち込む蘭です。


「そのような胡散臭い理由で正解としたのではないぞ」


 その声と共に、真っ白な服を身にまとった絶世の美女が現れました。


 肌は透き通るように白く、髪も雪のように白いです。


「おお! 天狐しゃん!」


 リックが絶叫し、遊魔に殴られます。


「久しいですね、お三方」


 天狐は太上老君達に微笑みます。


「そうじゃな」


 老君が応じました。天狐は蘭と亜梨沙を見て、


「知っている事で満足するな。そこから更に考え出す事こそが知恵なのだ」


「え?」


 蘭と亜梨沙が天狐を見ます。


「昔より語り継がれし答え以外であれば、どれも正解という事だ」


 要するに蘭の答え以外なら何でも良かったのです。


 固まる蘭です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ