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第五百四話 孫左京対女媧編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 孫左京が女媧じょかに仕掛けます。


「猿如きが!」


 女媧は黒い目を鋭くしました。


「油断するな」


 元始天尊が言います。


「うるせえよ、ハゲ」


 左京が暴言を吐きます。


「うう」


 元始天尊は落ち込みます。


「あごのひげを頭の上で結んだらどうじゃ?」


 霊宝天尊が言います。


「余計なお世話だ!」


 元始天尊は切れました。


「おらあ!」


 左京は如意棒を振り下ろします。


「温いわ!」


 女媧は右手の人差し指で受け止めます。


「何!?」


 ギョッとする左京です。


「死ぬるがいい!」


 女媧がニヤリとしました。


「うは!」


 左京は至近距離で女媧の輪を食らってしまいます。


「左京!」


 亜梨沙と蘭が絶叫します。左京の首が飛びました。


「やったにゃん!」


 喜ぶリックです。


「なーんてな」


 すると左京の首が下からニュッと出て来ました。


「お猿さん!」


 樹里が嬉しそうに言います。


「我を愚弄しおって!」


 女媧は激怒しました。

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