473/1000
第四百七十三話 三姉妹の秘密編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
九頭雉鶏精が消滅すると彼女の魂魄が飛び去ります。
「ぬ?」
霊宝天尊はそれに気づき、
「何と、そういう事か!」
と歯軋りしました。
玉石琵琶精も唖然とします。
「まさか姉様……」
玉石琵琶精は震え出しました。
「哀れよのう。姉と慕っていたはずの狐に騙されておったのだからな」
霊宝天尊が言いました。
「どういう事ですか?」
蘭が尋ねます。
「狐はキジと琵琶の二人を儂らに退治させ、その魂魄を我が身に宿すつもりじゃ」
「て事は?」
孫左京が怒りに震えます。
「二人は狐の捨て駒じゃ」
霊宝天尊も怒りを露にしました。
「こうしちゃおれんな」
霊宝天尊は左京を見て、
「わしと一緒に来い。元始天尊が危うい」
と言いました。
「はあ?」
左京達には意味がわかりません。
「私も一緒に行かせてくれ。もうお前達の敵ではないから」
玉石琵琶精が言いました。




