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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
ある方のご要望にお答えして猫登場です
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第四十七話 樹里、またさらわれる編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 豚の妖怪亜梨沙と河童の蘭は男前のリックにナンパされました。


 石猿の孫左京と馬の馨は金髪美女をナンパしました。


 こうして樹里は一人になりました。


「お坊様、私の子供を助けて下さい」


 一人の女性が樹里に近づきます。


「そうなんですか」


 女性は、


「こちらです」


と樹里を誘導します。


 樹里は女性について行ってしまいました。


「くそ」


 左京達は金髪美人にすぐに振られました。


「私、猿と付き合うつもりはないのって、だったら最初から言え!」


 左京は激怒しています。馬の馨が、


「左京さん、お師匠様がいません」


「何?」


 左京はハッとしました。


「さっきの女、妖怪か?」


 左京と馨は辺りを探しましたが、樹里はいません。


「どこに行ったんだ、お師匠様」


 左京は自分が情けなくなりました。


(お師匠様一筋を誓ったのに!)


「亜梨沙と蘭までいない。仕方のねえ女共だ」


 自分の事はすでに棚の上の左京です。

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