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第四百六十五話 第三の男編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
元始天尊は皆を集めて話をしました。
「儂と太上老君の弟弟子に霊宝天尊という強い男がおる。そやつを呼んだのでもう安心じゃ」
元始天尊は自分の手柄のようにドヤ顔です。
孫左京達は呆れています。
「そうなんですか」
樹里は笑顔全開です。
「では儂は孫のお守りがあるので、これで失礼する」
言うが早いか、元始天尊は雲に乗って逃げました。
「お師匠様!」
男の子の弟子が樹里達に頭を下げながら、元始天尊を追いかけました。
「何なんだ、あのジジイは?」
そこへ別の導師らしき老人が雲に乗って現れます。
「おーう、ここか、ここか」
顔が赤いのは酒を飲んでいるせいのようです。
「ホントじゃ、めんこい女子がいるのお」
亜梨沙が近づき、
「もしかして、霊宝天尊様?」
「正解! 賞品は酒じゃ」
霊宝天尊は亜梨沙に酒樽を渡しました。
「大丈夫なのか?」
蘭と鷺侘は顔を見合わせます。




