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第四百四十一話 孫左京対九頭雉鶏精編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 孫左京は如意棒で九頭雉鶏精きゅうとうちけいせいの羽を封じました。


「どうだ、キジ? お猿さんの方が強いだろう?」


 左京が胸を張ります。


「後は犬さんが来れば揃いますね」


 樹里が笑顔全開で言います。


「お師匠様、そのボケは以前使いました」


 左京が項垂れて言います。


「そうなんですか」


 それでも樹里は笑顔です。


「惚けた事言いやがって!」


 九頭雉鶏精は両腕を翼に変化させます。


「食らえ!」


 羽ばたきが強風を起こします。


 亜梨沙のスカートが捲れ、蘭の腰蓑が舞い上がり、二人は飛ばされます。


 馨と露津狗が目を見張ったまま飛ばされます。


「お師匠様!」


 左京は巨大化し樹里を守ります。


「おのれ」


 鷺侘達は飛翔し難を逃れました。


 鷺基はしっかり璃里を助けています。


「後で話がある」


 鷺侘に言われ、焦る鷺基です。


「参ったか?」


 ドヤ顔の九頭雉鶏精です。


「その程度!」


 左京が殴りかかります。

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