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第四百二十七話 迷路の戦い編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達は山道を進んでいます。


「山が青く見えるのは鉱脈のせいなのだ」


 観音様のワンポイント教養講座です。


「好色の精ですか?」


 樹里が尋ねます。


「誰がりきて○くすだ!」


 観音様、問題発言です。


「その昔、欲に取り憑かれた人間達が山を掘り、その多くが落盤で命を落とした」


「そうなんですか」


 樹里は山に向かって手を合わせます。


 


 孫左京と亜梨沙は蘭と合流しました。


「あんたの鼻、役立たずね」


 蘭が言います。


「ごめん」


 素直に謝る亜梨沙に蘭が驚きます。


「どうしたの? お腹痛いの?」


「私は幼児か!」


 亜梨沙が切れました。


「ツンデレはもう流行らないのよ」


 意味不明な発言は健在のようです。


 左京と蘭は亜梨沙を白い目で見ます。


「ここから先は行かせないぜ」


 そこへ雑魚妖怪達が現れます。


「待ち伏せか」


 左京が言います。


「誰が石川ひとみだ!」


 妖怪の一匹が切れました。


 唖然とする左京達です。

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