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第四百二十六話 山の秘密編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
孫左京と亜梨沙は、賽太歳を追って洞窟を走っています。
「近いわ! もうすぐよ」
亜梨沙が言いました。
「え?」
二人が辿り着いたのは、賽太歳の寝床でした。煎餅布団が万年床を形成しています。
「くそ、騙された」
左京は慌てて戻ります。
「ごめん、左京」
亜梨沙が謝ると、
「仕方ねえだろ、臭いはしてたんだからさ」
左京の優しい言葉に亜梨沙は感激しました。
「大好き、左京!」
いきなり抱きつく亜梨沙を振り払う左京です。
「急ぐぞ」
「うん」
二人は二股の所まで戻り、蘭が行った左の道に進みます。
一方、鷺侘と鷺基は薔鏤鬼吏達と共に上空から抜け道の出口を探しています。
「この山、鉱山じゃないか」
鷺基が言います。
樹里は観音様と共に山道を移動中です。
「この山は昔から人間達が宝石を採るために掘り尽くした山だ」
「そうなんですか」
観音様の話に樹里が頷きます。




