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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
毎度お馴染みの芭蕉扇
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第四十二話 火焔山鎮火編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 鉄扇公主から芭蕉扇を託された樹里は弟子の亜梨沙と蘭が待つ火焔山の麓に戻りました。


 ヘロヘロな亜梨沙と蘭が笑顔になります。


「芭蕉扇を借りて来ました」


 樹里が笑顔全開で言います。


「左京はどこですか?」


 亜梨沙が尋ねます。


「わかりません」


 それも笑顔で答える樹里にゾッとする亜梨沙と蘭です。


「山を鎮めますね」


 樹里がブンと左手に持った芭蕉扇で扇ぐと噴火が収まりました。


「おお!」


 周囲の温度が下がり過ごし易くなりました。


「私も一つ欲しいわ」


 亜梨沙が言います。


「こっちは偽物ですから本物だけ返せばいいでしょう」


 樹里が言います。蘭が、


「こちらの方が本物のように見えますけど」


と樹里の右手の芭蕉扇を指差します。


「そうなんですか」


「さっき噴火を止めたのはこっちよ。こっちが本物でしょ?」


 亜梨沙が口を挟みます。


「うーん」


 結局どちらが本物かわからなくなってしまいました。

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