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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
毎度お馴染みの芭蕉扇
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第四十一話 樹里、芭蕉扇を託される編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 風の化身である鉄扇公主と図らずも対決して勝利した樹里は本物の芭蕉扇を公主から託されました。


「貴女の事をよく知らずに大変な無礼を働き申し訳ありませんでした」


 公主は手下を勢揃いさせて樹里に詫びました。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔で応じます。


「旅のご無事を祈っています」


「ありがとうございます」


 樹里は公主達に見送られ、芭蕉洞を去りました。


 


 しばらく進むと、怒り心頭の孫左京と牛魔王がやって来ました。


「あれ、どうしたんですか?」


 左京は二つの芭蕉扇を持っている樹里を見て驚きました。


「芭蕉扇をお借りできましたよ」


 樹里が笑顔で言います。すると牛魔王が、


「また偽物かも知れません。試した方がいいですよ」


「そうなんですか」


 樹里がブンと右手の芭蕉扇を振るうと、


「うへえ!」


 左京達は遥か彼方に飛んでしまいました。


「良かった、本物です」


 樹里は笑顔全開で言いました。

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