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第四百七話 賽太歳現る編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
樹里達は青い山脈の麓で妖怪達に囲まれました。
「俺達は賽太歳様の手下だ。許可なく足を踏み入れた者達は全員死刑だ!」
妖怪の一匹が言いました。
「喧しい」
孫左京がいきなり如意棒を振りかざし妖怪達を倒してしまいます。
「弱過ぎるぞ、てめえら」
左京は拍子抜けしました。
「覚えてろ!」
妖怪達は泣きながら逃げました。
「お猿さん」
樹里が怒った顔で左京を見ます。
「え?」
左京はギクッとしました。
「問答無用で相手を殴るのはダメです」
樹里の「ウルウル瞳ほっぺたぷう」攻撃です。
「申し訳ありません」
大量の鼻血を垂らしながら左京は土下座しました。
そこへ金毛の大きな猪が現れました。
「よくも我が手下をいたぶってくれたな!」
猪が吠えます。
「儂は賽太歳だ!」
そして雄叫びを上げます。
「ところで乙事主さん」
樹里が言います。
「誰が森繁久弥だ!」
賽太歳が切れました。




