表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
370/1000

第三百七十話 第六天魔王の焦り編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 俯炎驪琉(ふえんりる)の霊が乗り移った露津狗は今までにない強さを見せました。


「ぐあっ!」


 露津狗の牙が第六天魔王の喉を食いちぎります。


「ぬあ!」


 その魔王は断末魔と共に消滅しました。


「うおっ!」


 部秘模洲べひもす)も第六天魔王を踏み潰します。


「おのれ……」


 第六天魔王は分身をやめ、一人に戻ります。


 明らかに魔王は焦っていました。


「よりによって、何故うぬらが……」


 部秘模洲も俯炎驪琉も、自分達の側の者だと思っていた魔王には彼等の行動が理解できないのです。


「おらあっ!」


 隙を突く事にかけては天才的な孫左京が殴りかかります。


「うおっ!」


 魔王は辛うじてそれをかわしました。


「逃がさねえぞ、化け物め」


 左京が怒鳴りました。


「我を怒らせたな。どうなっても知らぬぞ」


 魔王の目が怒りで血走ります。


「それがどうした?」


 魔王の背後に霊媚阿壇れびあたんが現れました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ