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御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
毎度お馴染みの芭蕉扇
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第三十七話 嫉妬深い牛魔王編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 鉄扇公主の夫である牛魔王は孫左京が公主の所に現れたのを知りました。


「猿め、何のつもりだ?」


 自分には愛人がいるのに公主に男が近づくと嫉妬する牛魔王です。


「旅の僧がこちらに来ます」


 手下が報告しました。牛魔王は、


「猿め、公主と結婚するために俺を殺す気だな」


 牛魔王は只の嫉妬バカのようです。


 


 そうとは知らない左京は牛魔王の邸を目指しています。


(ずっとこのままでいられたら……)


 左京の妄想が暴走しています。


「そこまでだ、猿! ぶち殺す!」


 牛魔王が現れました。


「お名残惜しいですが降りて下さい」


「そうなんですか」


 左京は術を解き、


「牛魔王! どういうつもりだ!?」


「こういうつもりだ!」


 牛魔王は巨大な鉈を振り回しました。


「危ない」


 左京が樹里を庇った時に樹里の帽子が取れました。


「女?」


 牛魔王は驚き、


「愛人になって下さい」


と樹里に言いました。唖然とする左京です。

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