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第三百六十四話 第六天魔王の真の姿編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


「ぬおお!」


 黒い妖気が消え、遂に第六天魔王が姿を現しました。


「ひいい!」


 馨とリックと薔鏤鬼吏(ばるきり)はその姿を見て怯えまくります。


 蘭と亜梨沙も身じろぎました。


 露津狗は目を鋭くし、鷺侘と鷺基は身構えます。


 遊魔はボーっとしています。


「何だよ、脅かしやがる。只のジジイじゃねえか」


 孫左京が毒づきます。


 そこにいたのは黒い袈裟に黒い帽子を被った老人でした。


「愚かなり、猿。我の力を感じぬようだな」


 突然爆発的な妖気が辺りに広がります。


「これは……」


 九霊元聖も驚いています。


「おじい様!」


 左京は玉を割り、黄姫おうひめを元聖に渡します。


「お前は私が必ず守る」


 元聖は魔王を睨みます。


「おのれ!」


 鷺侘と鷺基が矢を射ます。しかし、矢は魔王の直前で溶けてしまいます。


「ところでハクション大魔王さん」


 樹里が言います。


「誰がタツノコプロだ!」


 魔王は切れました。

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