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第三百四十一話 最終兵器編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
太上老君達は地上に降りました。
「もしかして、第六天魔王の事ですか?」
九霊元聖はぶっきら棒に言います。
「そうだ。奴を倒すために力を貸して欲しい」
太上老君はいつになく真剣な顔です。
「私は不死身ですから確かに老師様のお役に立てましょうがね」
「何じゃ?」
含みのある言い方に老君はイラつきます。
「私には何の得もない取引ですよねえ」
元聖はニヤリとして老君を見ます。
「儂の宝を好きなだけ渡そう。それでどうだ?」
「どうしようかな」
惚ける元聖です。老君は樹里達を見ました。
「お願いします、元聖様」
薔鏤鬼吏達と鷺侘が言います。
「さあて」
元聖は動きません。
「お願ーい、元聖様」
遊魔が言いました。元聖がピクッとします。
「私達を助けて下さい」
樹里が帽子を取り、璃里とダブルウルウルです。
「わかりました、力をお貸ししましょう」
こいつも只のスケベのようです。




