表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の西遊記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
毎度お馴染みの芭蕉扇
34/1000

第三十四話 樹里、鉄扇公主と会う編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 火焔山の溶岩を止めるために樹里と石猿の孫左京は鉄扇公主のいる芭蕉洞に向かっています。


 左京は天にも昇る気持ちです。


 彼は馬に変身し、樹里を乗せています。


(お師匠様の太腿が……)


 もはや変態話なので割愛します。




 ほどなく芭蕉洞の入口が見えて来ました。


「何者ぞ!?」


 忍者のような姿の女達が刀を抜いて樹里に迫ります。


「お師匠様、降りて下さい。俺が片づけます」


 左京が言いますが、樹里は、


「私達は争うために来たのではありません」


「おお!」


 樹里のまともな言葉が最近増えている事に左京は感動します。


「私は旅の僧です。鉄扇公主殿はおられますか?」


 女達は顔を見合わせます。


「私が鉄扇公主だ。何の用だ?」


 鉄扇公主が登場です。


「お猿さんはそのままで」


 樹里に耳元で囁かれた左京は恍惚とします。


「私は御徒町樹里です。お願いがあって参りました」


 樹里は左京から降りて言いました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ