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第三百三十二話 恐るべき悦楽編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
歓喜天の術で孫左京達は悦楽地獄に陥っていました。
「喜びにのたうち回り、死ぬがいい」
歓喜天は狂喜します。
「そうなんですか」
樹里が笑顔全開で言います。
「何だと!?」
歓喜天は仰天しました。
「何でお前には術が通じないのだ?」
ふと気がつくとリックと遊魔も変わった様子がありません。
「何かあったのかにゃん?」
リックはキョトンとしています。
「お前様、危のうございますよ」
遊魔はボーッとした顔で言いました。
歓喜天は三人の心を調べました。
樹里の心は真っ白で一点の曇りもありません。
「これでは我が秘術は効かぬ」
歓喜天は納得しました。
遊魔の心にはリックの事しかありません。
彼女も樹里と同じで心に曇りがないのです。
「こいつは純粋過ぎて操れぬ」
歓喜天は納得しました。
リックの心には歓喜天も呆れる程のエロ地獄が見えました。
「こいつは我より上手だ」
歓喜天は項垂れました。




