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第三百十五話 阿修羅襲来編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 樹里達は鬼子母神から第六天魔王に味方する者の名を聞きました。


「阿修羅か。手強いわね」


 元天界の近衛大将である蘭が言いました。


「三つの顔に六本の腕を持つ闘神。とんでもなく強いよ」


 鬼子母神が言います。


「ところで岸信介さん」


 樹里が言いました。


「誰が昭和の妖怪だ!」


 鬼子母神は切れました。


「何故第六天魔王は貴女の子供を攫おうとするのですか?」


「私を仲間に引き入れたいからです。私を通じて、天界の四天王を陥れようとしているのです」


 鬼子母神が言いました。


「まだ四天王の話をしてんのう、なんちゃって」


 亜梨沙が寒いギャグを言いました。


「ここにいたか」


 阿修羅が現れました。孫左京はギョッとしました。


「Dr.ヘルは元気ですか?」


 樹里が笑顔全開で尋ねます。


「俺はそのアシュラじゃねえ!」


 阿修羅は切れました。


「いい加減仲間になれ、鬼子母神」


 阿修羅はニヤリとしました。

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