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第三百二話 第六天魔王の企み編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
六耳獼猴は結局一体になりました。
「おのれ……」
六耳獼猴は第六天魔王に嵌められたのに気づきます。
「俺が強くなり過ぎたという事か!」
すると天が暗くなり、雷鳴が轟きます。
「変身忍者嵐ではないぞ」
第六天魔王が樹里のボケ封じをしました。
「大野君は元気ですか?」
樹里がすかさず違うボケで応戦です。
「その嵐でもねえし、その魔王でもねえ!」
魔王は切れました。結構芸能界に詳しそうです。
「六耳獼猴よ、その通りだ。お前は強くなり過ぎ我が地位を脅かす存在となった。だから弱くなってもらったという事だ」
「畜生、騙しやがって!」
六耳獼猴は怒りに震え、雲に乗って飛翔します。
「我に歯向かうつもりか、六耳獼猴?」
第六天魔王が尋ねます。
「ああ、そうだよ!」
六耳獼猴は大声で言いました。
「おやめなさい、魔王の思う壺ですよ」
まともバージョンの樹里が言いました。




