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第三十話 双子妖怪の正体編
御徒町樹里はありがたい教典を授かるために西へと旅をしています。
拉致された樹里を救出するために左京と亜梨沙と蘭が戦います。馬は見ているだけです。
「雑魚は片付いたわ! 後はそのおっさん二人よ」
亜梨沙が言います。すると銀ちゃんが、
「誰がおっさんよ、豚女!」
「何ですって!?」
亜梨沙が切れます。
「止めだっ!」
左京が如意棒を振り上げます。すると樹里が、
「武器を失った相手を叩くのはダメです」
と進み出ました。
「お師匠様がまともな事言ったわ」
亜梨沙は蘭と顔を見合わせます。
双子の妖怪は大ネズミでした。
「ですが、この二匹はこのままだとまた悪さをします」
左京は収まりません。すると樹里がウルウルとした瞳で左京を見ます。
「わかりましたよ」
左京は顔を赤らめて如意棒をしまいます。
「ありがとうございます」
双子のネズミは頭を下げました。そして、
「クライマックスシリーズ、頑張って下さい」
「その孫さんじゃねえ!」
左京は切れました。