表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
279/1000

第二百七十九話 蝗の大群編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 羽厨逗(ぱずず)(いなご)の大群を呼び寄せました。


「また虫? ねえ、イケメンさん、食べて」


 亜梨沙がドサクサに紛れて鷺基にすり寄ります。


「鷺基はもう蛙ではないのよ!」


 鷺侘が亜梨沙を押し返します。


「何よ、役立たず!」


 亜梨沙が逆ギレします。


「あんたに言われたくない!」


 鷺侘も切れます。


「仲間割れしている場合ではないですよ」


 馨が仲裁します。


「その通りだ。でも、いずれにしても手遅れだ」


 羽厨逗(ぱずず)が愉快そうに言います。


 樹里達に蝗が迫ります。


「かああ!」


 蘭がありったけの粘液を飛ばし、大きな幕を張りました。


 蝗はそれに引っかかり、動けなくなります。


「もうダメ……」


 蘭は倒れてしまいました。


「惜しい人を亡くしたわ」


 亜梨沙が勝手に蘭を埋めようとします。


「ふざけるな!」


 蘭はフラフラになりながら怒りました。


「小癪な真似を!」


 羽厨逗は地団駄を踏みました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ