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第二百六十七話 部琉是武舞の戦法編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
部琉是武舞は妖艶な笑みを浮かべ、樹里達を見ます。
「威武離猪主の腰抜けを倒したらしいけど、私は無理だよ」
部琉是武舞はキッと樹里を睨みました。
「おねいさーん!」
リックが子猫達と共にエロ攻撃を開始しました。
「お前らの相手はこの子達よ」
部琉是武舞が服を払うとそこから無数の蝿が飛び立ちます。
「蝿の王か?」
露津狗が言いました。蘭がギクッとします。
「そんな……。神にも匹敵する力を持つとか……」
リックと子猫達は蝿に襲いかかられ、逃げ惑っています。
「ほう。私の事を知っているとは天界の出身だね? そうさ。私はその気になれば天界だって手に入れられるのさ」
部琉是武舞は蘭を嘗め回すように見ました。蘭は震えました。
「蚊の次は蝿か。虫ばっかりだな」
孫左京が挑発します。
「猿! あんたから始末してやるよ!」
部琉是武舞の顔が凶悪になりました。