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第二百四十四話 黒幕降臨編
御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。
六耳獼猴と孫左京の戦いが始まります。
「やるようになったな!」
「喧しい!」
上から目線の六耳獼猴に切れる左京です。
露津狗は俯炎驪琉にすがって泣いています。
「俯炎驪琉様」
そこへ樹里達がやって来ました。
「お猿さん!」
樹里が杖を放ります。
「ありがとうございます、お師匠様!」
左京が受け取ったのは、六耳獼猴の術を封じる杖です。
六耳獼猴は杖に気づき、慌てて逃げ出します。
「逃がすか!」
左京がきんと雲で追おうとした時です。
天が暗くなり、雷鳴が轟きます。
「変身忍者嵐ですか?」
樹里が言いました。
「誰が天本英世だ!」
かなりマニアックな応酬です。
「我は第六天魔王だ」
「アンビリバボーですか?」
更に樹里がボケます。
「その麻央じゃねえ!」
第六天魔王は切れました。
「御徒町樹里、我の邪魔をする憎らしい坊主め!」
魔王が言いました。