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第二百四十二話 六耳獼猴と鷺侘編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 俯炎驪琉ふえんりるはもがく六耳獼猴ろくじびこうをくわえて放しません。


「おのれ!」


 六耳獼猴は反撃しようにも全身を噛まれているので何もできません。


「ぬう、術も使えぬ」


「我の妖気は術を封じる。死ね、我が一族の仇め!」


 俯炎驪琉は牙に力を込めます。


「ぐおお!」


 さすがの六耳獼猴ももうおしまいかと思われました。


「やった!」


 狼男も喜びました。


「お館様!」


 硬直が解けた鷺侘ろたが銃を取り出し俯炎驪琉を撃ちました。


「ぐああ!」


 俯炎驪琉は絶叫し、六耳獼猴を放して倒れます。


「俯炎驪琉様!」


 狼男が駆け寄ります。俯炎驪琉は小さくなってしまいました。


露津狗(ろっく)、後は頼んだぞ」


 俯炎驪琉はそう言って息絶えました。


「てめえ!」


 影が薄くなっていた孫左京が鷺侘に攻撃を仕掛けます。


「お前の相手は俺だ!」


 六耳獼猴が割って入りました。


 二人の猿が睨み合います。

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