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第二百二十九話 孫左京復活編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 孫左京は馨に運ばれ、樹里達の所に戻りました。


 先程まで話をしていたのに、樹里の前に着いた途端、左京はウンウン唸り始めます。


 俗に言う大袈裟という奴です。


「お猿さん」


 それでも樹里は左京の背に刺さった幾本もの矢に驚きます。


「お師匠様、死にそうです」


 左京が過剰な演技で言うと、


「そうなんですか」


 樹里はお経を唱え始めます。


「まだ早いです、お師匠様」


 左京は号泣しました。


「ああ!」


 すると左京の背中の矢が消えました。樹里のお経のおかげです。


「さすがお師匠様」


 蘭が感心します。


「亜梨沙の奴、いつから空を飛べるようになったんだ?」


 左京が蘭に尋ねると、


「スピッツのお陰ですね」


 樹里がボケます。左京は唖然としますが、


「お師匠様の真言のお陰よ。孔雀明王真言で飛翔したのよ」


 蘭が説明しました。


「但し、そろそろ戻らないといけないの」


「そうなのか」


 左京は空を見上げました。

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