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第二百二十七話 鷺侘の追撃編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるために西を目指しています。


 矢で射られた孫左京を救出し、馨は逃げました。


「狼の王は任せたぞ」


 鷺侘ろた薔鏤鬼吏(ばるきり)達に言うと、馨を追います。


「待て!」


 彼女の靴には翼が生えていて、空を飛べるようです。


「追って来るよお!」


 馨はちびりそうになりながら逃げます。


「落ちよ!」


 鷺侘が矢を射ます。


「ひい!」


 馨は矢を避けますが、矢は方向転換して襲いかかって来ます。


「わあ!」


 馨は怖くなって目を瞑りました。


「おら!」


 左京が力を振り絞り、矢を如意棒で叩き落とします。


「左京さん!」


 馨は感動しています。


「どこまで耐えられるかな?」


 鷺侘は連続して矢を射ました。


「避けきれない!」


 その時でした。


「飛んで亜梨沙!」


 亜梨沙が豚に戻って飛翔して来ます。


「ほよ!」


 矢が亜梨沙に突き刺さります。


「亜梨沙!」


 左京は涙ぐんで、


「お前の死は無駄にしないぞ」


「死んでないって!」


 亜梨沙が叫びました。

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